約 44,135 件
https://w.atwiki.jp/zero91vsai/
ZERO91VS最安値 レーダー探知機 ZERO91VS (ZERO 91VS) COMTEC(コムテック)OBD2接続対応みちびき受信 Gジャイロ搭載3.2inchカラー液晶搭載最新データ無料ダウンロード対応超高感度GPSレーダー探知機【RCP】【fsp2124】【after20130308】 価格 11,800円(2014/7/17 20 04時点)感想(66件) 他行振込み手数料0円貴重&定期金利も高い銀行 スマホ料金安くする方法 無料ゲーム クレジットカードランキング おいしいコーヒー土井 プリペイド携帯 人気のスマホグッズ Tシャツ比較 扇風機人気ランキング
https://w.atwiki.jp/a_mio_1979/pages/4.html
MENU TOP 試合結果 語録 妄想(夢) こぼれ話 衝撃 映像
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/433.html
毘沙門ZERO 第2話「影は歩む」 ―某研究所内― 某研究所内のコンピュータールームで3人組の職員は 複数のホログラム画面を見ながら、タッチパネル式キーボードを世話しなく動かしていた。 「何機か生命体のいる星に到着したな。」 「うんうん、ここまでは順調。しかし…」 「3機くらいは、途中で小惑星にぶつかったり ブラックホールにのまれちまってお陀仏だな。」 ホログラムに何か惑星らしき映像が映し出される。 しかし、その映像は鮮明でなくぼやけていた。 「ん…?『アトラ』の宇宙船が何か映し出してるぞ。」 「だいぶぼやけているな~どこの星だ?」 「分からんね。“青い星”ってことは確かだ。」 リーダー格の職員は映し出された画像の乱れを修正すべく カタカタとキーボードを素早く操作する。しかし、画像の乱れは修正できなかった。 「あ~ダメだ。粒子の影響で電波が乱れてやがるッ!」 「まァいいんじゃね?ここまで『寄生卵計画』は上手くいってる。」 「後は“モノ”が上手に適応できるかどうかだ。」 ―アムステラ神聖帝国軍本部― 毘沙門隊副官セイザンは、いつもとは違う軍服 即ち『正装』に身を包み膝をついていた。それもそのはず… 「ン~ッ…『寄生卵計画』の具合はどうですか?」 エレガントな部屋に、エレガントな服… そして、エレガントな佇まい『オスカー=V=ベインシュテルン』の前だったからである。 上流貴族階級出身で、帝国軍内でも強い発言権を持つ男である。 「“ここまでは”なんとか順調…現時点で19機が到着に成功致しました。」 「フフ…新たな植民地と資源獲得の為に『強化人間』を 冒険(派遣)させるとは。…なかなか良いところに目を付けるじゃありませんか。」 オスカーは、そう言って豪勢な壺を眺めながらワインに口を付ける。 「軍内部だけでなく民間からも、莫大な報酬を餌に開拓者達を集めようとしたんですが “危険”だの“リスクが多い”だの、チャレンジスピリッツがないボンクラどもの批判が多くてね。 特にお馬鹿な“コンウェイ”ってヤツが、私への嫉妬交じりに抗議してくるもんだから困ったもんですよ。 全く『冒険』ってものは『ハイリスク』だからこそ『成果が上げられる』ってものじゃないですかねェ…?」 オスカーは愚痴交じりに…そして、呆れ果てながらワインを飲みほした。 一息入れると、髭をなでながら言った。 「そんな時に貴方が助言してきてくれて助かりましたよ。 しっかし…『強化人間』の研究をどこで知ったんですか? 私を含め、ゾープ局長もこのことは秘密裏に進めてきた計画なんですが。」 グラスを豪勢なテーブルに置き、オスカーは壺をエレガントなナプキンで磨き始める。 セイザンは膝をついたまま、ただただ静かに言った。 「“裏”を知ることも軍人としての務めと申しましょうか…」 オスカーが何かを察し、ただただ静かに言った。 「なるほど…裏毘沙門隊の働きですか。」 「ほう…“お分かり”になられましたか。」 「“裏”を知ることも将軍の務めですからね。」 オスカーとセイザンは、お互いに微笑を浮かべていた。 暫しの時間の後、オスカーはセイザンにあることを尋ねた。 「そういえば、ギャラン大佐はこのことをご存じなのですか? 貴方がバロネス教育機構への投資や、研究所に行っていることは…」 「『寄生卵計画』のことは黙っております。 これは私と一部の裏毘沙門隊で秘密裏に行っております。」 「いいんですか?」 「あの方は“愚直”過ぎる。 裏毘沙門隊の結成を提案した時も、当初は反対なされたほどだ。」 「ほう…なかなかに面白い裏話ですね。確かに『正統派(頑固)』なところがありますからね。」 「この計画は、資源の獲得と領地拡大の為の調査をするものですが 『犠牲』が出ることは否めません。そんなことをギャラン様がお許しになるはずがありません。」 「ふふ…確かに。“非常識”は認めない、根っこは真面目なお人ですからね。 でも…そんな人が多いからダメなんですよねェ。」 そう…アムステラ神聖帝国は強大過ぎる力が故に、その維持も難しかった。 取り分け領土拡大の為に侵略は進めるが、居住区域などには一切攻撃を仕掛けず 戦闘は最小限に抑えるクリーンな戦争を展開する国家性であった。 その為、資金の問題や操兵の素材となる鉱物などの資源の枯渇が問題となっていたからだ。 「それもそうですがオスカー様…」 「改まってどうしたんですか…?」 セイザンは静かにオスカーを見据えていた。 「もうすぐ聖帝様の奥方が世継ぎをご出産なされるとのこと… そうなれば色々と面倒なことも起きましょう。」 セイザンは一呼吸置き… 「お世継ぎの誕生は、アムステラにとって『吉』でもあり『凶』でもあります。 つまり、ユリウ…」 「それ以上はおやめなさい。」 オスカーは掌を向け静止した。 「誰が聞いているか分かりませんよ。」 オスカーは笑いながら静止したのだ。 「も、申し訳ございません…」 セイザンは頭を下げ、オスカーはやれやれといった顔で言った。 「それよりも見て下さいよ、この壺を綺麗でエレガントでしょう? この間攻め滅ぼした星で手に入れたものなんですよ。」 オスカーは惑星で略奪したと思われる壺を自慢げに眺めていた。 ―藤宮流大道場― 夜間、地球時間の22 00時よりその稽古は行われていた。 朝、昼間といた門弟はおらず、黒い拳法着に身を包んだ拳士達がいた。 道場に飾られていた開祖ビシャモンの肖像画には布が被せられている。 これを藤宮流では『ビシャモン隠し』と呼ばれる作法であった。 そう、これは『藤宮流殺人拳』の稽古なのだ。 普段の藤宮流の稽古では決して行わない『影』の技法(学問)である。 稽古は、薬品・毒物の調合法、暗器・火薬の使用法、心理学などの講義と実技より入り 後に、ガラス(水晶)や鉄砂利を詰めた砂袋を打つ部位鍛錬『金龍打ち』 急所攻撃を良しのノールールに近い組手『無用法』を行い稽古の完了とする。 元より開祖ビシャモン=S=フジミヤスキーが起こした藤宮流では 薬草学・薬の調合法なども伝わっていたが、それはあくまで『健康法』的な意味合いが強い。 これら殺人拳(裏技)の技法・学問は、流派を興した当初はなかったものである。 2代宗家エイシュン=ハイドラゴンが、アムステラ神聖帝国軍の士官学校に入った際に 諜報・謀略・防諜などの秘密戦に関連する講義と実践を学んだことが起源とされ、 それらの知識に藤宮流の技法を加えたのが、殺人拳の雛形となったとされる。 幾多の研究と実践により、14代目宗家ジョーカー=ハイドラゴンによって完成された。 稽古後、黒い拳法着に身を包んだギャランは一人の少年を前に出していた。 「皆よ、紹介しよう。この者の名は“ジネン”。 センゴク星より参った。今日より裏毘沙門隊に入ることになった。」 「ジネンと申します。よろしくお願い申し上げます。」 少年は深々と礼をする。 センゴク星より来たばかりの為か、髪型はまだ稚児輪であった。 「ジネンはタケダリンク様の…」 ギャランが言おうとした刹那であった。 「…気に入りませぬな。」 遮ったのは、すぐ前の“男”であった。歳は20代半ばといったところであろう。 黒髪で長髪、眼は狼のように鋭い。誰をも寄せ付けぬ独特の雰囲気を持っている。 名はゼパル=サブノック、下級貴族出身の裏毘沙門隊隊員である。 「“ゼパル”…よさないかね。」 ゼパルの横にいた、細身で髭の紳士がゼパルを制する。名はピエトロ。 藤宮流古参の門下で武器術を得意としていた。 ピエトロは軍人ではないが、その武器術…否、暗器の扱いは“神技”ともいえ 隊員達に暗器の取り扱い、薬物の調合法などを伝授するのがその役目である。 「『よそ者』が来てもらっては困るのですよ。」 「アムステラ(うち)とセンゴク星は長年同盟関係にあるのだよォ? それも、ユリウス様と懇意にしているタケダリンク様の推薦で彼は来たんだ。」 「センゴク星人…ふっ密偵か何かで来たんでしょうて。」 「あのねぇ…」 ピエトロは髭を撫で呆れながら戒めようとした時である。 「構いませぬ。」 ジネンは言った。 「私とて“遊び”で来たのではないのです。」 ジネンは物怖じせずに答えたのだ。 「ゼパル…様でしたか。何なら“見せて”頂けないでしょうか? 藤宮流殺人拳の技法…否、貴方様のお力を是非とも体験しとうござりまする。」 ジネンは馬鹿にしたかのような“笑顔”で言ったのだ。 無論、その場は凍り付く。この少年、来たばかりだから知らないのだ。 「ギャラン様…この者との『無用法』を願いたくッ!!」 ゼパルの声が響き渡る。 「あーあ…ありゃ“壊されるな”。」 「『切り落とし』で切られるな。」 「…見ものよ。」 「“紅手”ゼパルに目を付けられたのが運の尽きか…哀れな。」 道場内にいた『裏』の門弟達は、哀れみとも同情とも言える声を上げる。 それもそのはず、このゼパルは“紅手”という渾名は、手を血で染め上げるまで かなり激しい鍛錬と組手を行うことでついた。そのゼパルとの『無用法』は良くて 打撲か骨折、最悪再起不能も考えられた厳しいものであった。 「許可しよう…」 ギャランは、ゼパルの申し出を認める。 「秘技…『切り落とし』で切り落としてくれよう。」 ゼパルは滾らせていた。 この田舎者(よそ者)に藤宮流殺人拳の恐ろしさを見せつけてやるのだと。 「ふふっ…」 それに対しジネンは涼しく嗤い(微笑み)… 「一ミリも止めなくていいのですか…?」 ピエトロは呆れながら、ギャランに尋ねたが… 「どれほどのものか見たいのだ…あの少年を。」 …と言った。 勝負の行方は…… 「バ…カな…」 結果… 「なるほど…これが『切り落とし』なる技。」 ギャランは終了の合図をかけ… 「そこまで…!」 無様にも、血の海に沈んでいたのは… 「ぐ、ぐふ…」 “紅手”ゼパルであった。 「ありがとうございます。この技の容量は分かりました。 直ぐにでも、身に付けましょう。教えて頂きありがとうございます。」 かすり傷一つとしていないジネンは、ゼパルに深々と礼をし感謝の言葉を述べた。 (天才じゃったか!!!) ピエトロはそう思い、他の門弟…即ち裏毘沙門隊隊員の面々は 唯々己の才の無さを痛感させられていた。 戻る ―続く―
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2515.html
前ページ次ページKNIGHT-ZERO 妬くなよ、相手は54馬力だ、かないっこない 片岡義男 著 「彼のオートバイ、彼女の島」より 朝 KITTがねぐらにしている学院の門の脇、来客の馬車が停まる広い石畳の端、雨ざらしの馬車溜まり ルイズは朝の登校前にKITTの所を訪れ、早朝ジョギングのような短いドライブをするのが日課だった その朝もいつも通りKITTの停まる馬車溜まりを訪れたルイズは、無言でKITTに蹴りをくれた KITTの周りをぐるぐる回りながら、フロントノーズもリアバンパーもドアもタイヤも蹴りまくる 蹴り疲れて肩を上下させていたルイズは、荒い息のままKITTを睨み、搾り出すような声を出す 「あの馬鹿メイドにプレゼントをあげたそうじゃないの、主人であるわたしを差し置いて何の積もり?」 ルイズは昨晩、『KITTが寂しがっていたら話相手になってあげる』つもりでKITTの元を訪れ そして見てしまった、KITTが、その、いかがわしい格好のメイドに異世界の洋服を贈っている所を ルイズの謂れなき暴虐を黙って受け止めていたKITTは、鼻につく平板な口調のまま珍しく反論をした 「ルイズ…シエスタ嬢は私を親切丁寧に洗ってくれました、そんな義務などないのに、眠る時間を削って マイケルのジャケットはマイケルのように高潔な精神の人間が着るべき物です、彼女の正当な報酬です」 KITTが初めて聞くルイズのヒステリックな声、彼女自身にとっても初めての制御できない感情だった 「『まいける』が何だっていうのよ!下僕のくせに、ウマ無し馬車が貴族のわたしに偉そうじゃない!」 ルイズはハっとして口を押さえた、KITTが一言も発しないまま、赤い光が往復する音だけが響いた この黒い不思議な使い魔が「ウマ無し馬車」という呼び方をとても嫌うことをルイズは思い出した 謝りたかったが謝るには意地っ張りすぎるルイズは、言葉とは裏腹にKITTのフェンダーを撫でると 「い・・・いつまでも外に放り出してたわたしにも落ち度はあったわ・・・認めてあげる・・・ついてきなさい」 猫のように機嫌の変わる彼女の真意を計りかねたKITTは言われた通り、前を歩くルイズの後に従った ルイズは女子寮塔に正門から入っていく、人家への進入は緊急事態の時のみとプログラムされたKITTは 困惑して立ち尽くすかのようにブレーキをかけた、ルイズは少し顔を赤らめながらKITTに命令する 「いいから早く入ってきなさいって言ってるでしょ、ばか」 逆らわない事が賢明と判断したKITTはプログラムを少し自己修正し、女子寮にその車体を乗り入れた 幸い、貴族の子女を預かる寮塔の石造りの廊下はKITTが2台すれ違えるだけの広さを有していた ルイズは寮の一階、廊下の突き当たり近くにある自分の部屋のドアを開け、KITTを招き入れた 「ルイズ、入れません」 「遠慮するなっていってるじゃない!あんまりくどいこと言うとまた蹴っとばすわよ、ぐず」 KITTは蹴られる事など文字通り痛くも痒くもなかったが、公衆の面前で騒がれても困ると思った 「それが・・・広さとドアの幅は充分なのですが……部屋の中にある家具や書籍・・・あと下着なども・・・」 散らかったルイズの部屋は入学時にヴァリエール家が持たせてくれた高価な家具で埋め尽くされていた ルイズは腕組みをしながら部屋の調度品と、廊下で所在なげに停車しているKITTを見比べていたが やがて自分の部屋の中に小走りに入っていき、目についた物を次々と外の廊下に運び出し始めた 脱ぎっ放しの下着を拾い、KITTを見て頬を染め、引出しを開けて洗濯済みの下着の中に詰め込む 続いて馬鹿力を発揮して豪奢な天蓋つきベッドやライティングデスク、安楽椅子を廊下に放り出した 「さぁ、これでいいでしょ?さっさと入ってらっしゃい、のろま」 断る名目を失ったKITTは諦めて廊下で車体を切り返し、バックでルイズの部屋に入ってきた 壁に作りつけの大きな衣装箪笥と本棚以外に何も無い部屋の中心に、KITTは黒い車体を鎮座させた 左右には何とかドアを開閉できるスペースがあるが、KITT以外に何も家具を置けそうになかった KITTは背後の壁を調べ、その石壁は建物を崩さずに壊せる強度であることを知り、少し安心する 「今日からあんたはここで寝なさい、せいぜいわたしの慈悲に感謝して、あの馬鹿乳メイドは忘れる事ね」 「ルイズ、ひとつお伺いしてもよろしいでしょうか、私はあなたの事を心から案じて問うんですが」 「あによ」 「あなたはどこで寝るんですか?」 ルイズが怒りと独占欲に駆られ、力任せに外の廊下に投げ捨てたベッドは既にバラバラになっていた その晩、ルイズはKITTの横の狭い床に毛布で包まって寝たり、KITTのルーフやボンネットで 寝たりしたが、KITTのドアを開けて中に入り、そのシートを倒して寝るのが一番マシだと知った 数日後、ほぼ満月に近い二つの月が中空に昇ろうとする頃 ルイズが壁際のランプに杖を振って消し、KITTの暖色LEDの室内灯のスイッチを切った少し後 平坦にリクライニングさせていたKITTのドライヴァーズシートから、ルイズはそっと身を起こした 使い魔のKITTを夜も手元に置くべく自分の部屋に入れたところ、それで部屋が一杯になってしまい ベッドも机も置けなくなったので仕方なくそうしてるんだが、狭苦しくなった部屋は嫌いじゃなかった 倒したKITTのドライヴァーズシートは、ルイズが今まで知るどんなベッドより安らかに眠れた 窓からの月光だけに照らされた車室、KITTはエンジンを停止し、インジケーターを消灯させている 「・・・・・・寝てるし・・・・・・」 このウマ無し馬車と呼ばれるのを拒む、『自動車』とかいう機械はわたしのことをどう思ってるのかしら 魔法の出来ない、意地っ張りでわがままで女らしくない、運転のヘタな女だと思ってるのかしら とりあえず、せっかくわたしがKITTの中で寝ているのに何でなんにもしてこないのよ、と思った 胸に手を当てる、KITTは胸のちいちゃい女のコはきらいかしら・・・わたし、なんでこんなこと思うの? 掌に伝わってくるトクントクンという感触、微かな温もり、この不思議な熱を冷ますには、どうしたら・・・ ルイズはKITTのコントロールパネルに顔を寄せ、消灯したボイスインジケーターにそっと唇をつけた 『自動車』にこんなことするなんて・・・ルイズは「いやだわ」と呟いて、倒したシートの上で眠りについた 前ページ次ページKNIGHT-ZERO
https://w.atwiki.jp/muzero/pages/97.html
※こちらのページは編集中です※ 無課金ZERO メンバー紹介所 ※主にチャットに顔を出すメンバーです。 更新準備中のためやたらと行が多いですが、あしからず^^; メンバー名 二つ名 概要 Black マスタ様 普段多くはチャットに顔を出さないが静かに見守るボス。 最終決定やギルメンへのメールなど仕事もきっちりこなすマスター。 北村市香(様) トレジャーハンター トレジャーハンターとは、大戦のみならずあらゆる場において宝物を掘り当てる最強の運を持つメンバーのことである。 また、フェイトドラゴン戦を一次職ユニットで突破した強者でもある。 サハル(副マスター) 相談役 困ったり、悩み事があると真っ先に反応してくれる!相談のってくれる!優しい!やさしい!しかも!優しい!でも暑さと寝落ちに弱いの・・・ゆるして・・・★ マルキ(副マスター) 太っ腹(外道) 頼りになる戦士。絶対に敵にはまわしたくない。ふらっとチャットに現れてはストーリーの攻略法を投下してくれる神。 「外道」という呼び名は、保有するスピアマスターの極端な攻撃特化(条件次第だがボス相手にも500超のダメージを叩き出すという)性能が所以であり、別に性格が悪いわけではない。 ganta 智天使→智神 穏やかな語り口を見せつつ砦戦ではしっかりと活躍し、導くgantaさん天使説が浮上している。 本wikiにおいてはストーリー攻略班としてPL8、9対策の項を執筆。その姿は天使を超えてもはや神(二柱目)。 suigetsu 瞬神 超スピードでPL8に達し、今また全プレイヤーの中でも早い段階でPL9に達した育成のプロ。研究熱心であり、育成のみならずアイテムの性能、価格等にまで詳しい。 ギルチャで質問等があるとふいに現れて、適切なアドバイスをしてくれる。 筋肉 エイリーク抱き枕 推奨委員会会長 近接武器を愛し、ヴァルクロがもっと近接に優しくなるよう呼びかけている。 不可解な事態に直面すると、韻を踏んだ長文でパニック度合いを伝えてくれるので見ていると楽しい。 優理 遊撃班長 多くは語らないが、砦戦ではしっかりとチャットに参加し拠点占拠に出向いてくれる。ありがたや・・・ 黒猫(くろな) 癒し系 時折チャットに顔を出し、ほんわかとした顔文字を駆使して場を和ませてくれる。お疲れ茶ん♪ (*´ω`)っ旦☆ farant 静かなる炎 ぐいぐいと前に出てくるタイプではないようだが、いつの間にかPL8に到達していた実力者。今後も是非このギルドを担う一員として活躍していただきたい^^ イリス☆ 元気印 朗らかな語り口でチャットに出てきてくれる。大戦や攻砦戦で遊撃隊を募るときにもいち早く名乗りでてくれるありがたい存在。 順調にPL7に到達。これからも活躍が期待される。 mirage slimenight ??? ムカキンマン 自ら名乗ることは決してなく、静かに、だがしっかりと活躍し、誰にも正体を知られることなく去っていく、このギルド内のヒーロー。 何人ものムカキンマンが今日も戦っている! ありがとう、ムカキンマン! 卒業 メンバー名 二つ名 概要 りょーど やんちゃ 十分な才能を持ちながらも、時折楽天性を発揮して思わぬ落とし穴にはまる。それでも即リカバーできる力と強運を持つ。(ヘルムヴィーゲと結婚させてください)そしてゴールドチケットへの欲望は誰よりも熱い。熱さのあまりに強さを追い求め、無課金を卒業。うん、頑張れ。 時々里帰りするようなので、その際は座してダジャレを聞くべし。 引退 メンバー名 二つ名 概要 まささ モンスター博士 モンスターについては右に出る者はおらず、モンスターだけの王国でも創る勢い。もう博士ってか教授。本wikiのモンスターに関する項は全て彼の手によるもの。 無期限休止という名の引退状態に・・・。今までありがとうございました。 幹 インディ・ジョーンズ トレジャーハンターに優るとも劣らない活躍っぷりに、いつしか伝説の冒険者の名がついた。実はかなりの速さでPL7、そしてPL8に達した戦闘上手でもある。 一時的に引退ということです。いつか帰ってきてくれたらいいなあ・・・。 Attenborough 提督 『銀河英雄伝説』のアッテンボローと同じ名前なので、提督。(ご存じない方、すみません・・・) 週末に20kmも走ってしまうなど、長距離走を趣味とする爽やか系らしい。11月14日をもって引退されました。
https://w.atwiki.jp/niconicojikyouplay/pages/1019.html
【ゲーム】零~ZERO~(PS2) 【作者名】おやじ 【完成度】完結(08/05/21~08/06/02) 【動画数】21 【part1へのリンク】 【マイリストへのリンク】http //www.nicovideo.jp/mylist/6607593 【備考】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2480.html
前ページ次ページKNIGHT-ZERO ロボット工学三原則 第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。 第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。 アイザック・アジモフ「われはロボット」より 「はい、ルイズ、ブレーキを踏みながらセレクターをPからNへ、一息置いてDに入れてください NからDに動かす時にはロックボタンから指を離してくださいね、シフトミスの元になりますから」 「うっさいわね!あんたを早駆けさせる時はこの棒を『1』ってのにブチこんで『あくせる』を踏んづければ いいんでしょ!んで止まる時は左足でこの『ぶれーき』って板を力いっぱい蹴る!それで充分じゃないの!」 異世界の昼下がり トリスティン魔法学院、標高が高く冷涼で快適な高原に設けられた貴族子女のための全寮制学院 授業を終えたルイズと、彼女が召喚し使い魔としての契約を交わした、言葉を話す異世界の機械KITTは 学院の敷地がある高原から街や王都とは反対方向に20リーグほどの、人里離れた広大で平坦な草地に居た その一帯の山々を所有する公爵が趣味の牧羊に励み、公爵の病没以来長らく放置されている広い牧草地 KITTの居た異世界の基準で10キロ四方の平坦な草地が、ルイズがKITTを乗りこなす練習場だった ルイズが異世界から不思議な機械を召喚してから数日、彼女はその機械の『調教』に傾注していた ヴァリエール家に居た幼少の頃から親の目を盗んで屋敷の馬に跨り、馬車を操っていたルイズにとっても その奇妙なウマ無し馬車の『操縦』は未知の物であり、また乗馬や竜乗りとは異なる興奮を与える物だった 人語を解す異世界のウマ無し馬車、感情を有する機械はルイズに自身の操作法を根気よく理論立てて教え ルイズはもっぱら勘と力技、そして「習うより慣れろ」の経験則でその機械を乗りこなしていった 理論と経験則のバランス 少なくともそれに関しては荒馬の調教と同じようなものだとルイズは思った きっと世界が違い、馬がそれに替わる別の物になっても、決して変わることのない事だと信じていた 「ひとつわかったわ、あんたは本当に異世界から来たってこと、馬車や船じゃないし、獣でもない」 飼い葉もニンジンも石炭もランプ油も、水や食事も、風石さえいらないなんて、どうかしてるわ」 「私は私の世界における最新の動力技術、水素核融合によって機動および制御のエネルギーを得ています 私の内部に封入された水素燃料が尽きるのは、あなたの孫の孫のその孫が老婆になったその後でしょう」 加硫合成ゴムの無いこの時代の馬車に装着されていた木製の転輪はこまめな手入れと交換が必要だったが KITTが履いていたグッドイヤーのタイヤはいくら不整地や石畳で酷使しても磨耗や損傷とは無縁だった その機械は単なる馬車ではなく、他に様々な能力を秘めていることにルイズは何となく気づいていたが KITTは「それはあなたに然るべきが技量が身についた時、その都度お教えしましょう」とだけ言った 世界の各所に真贋入り混じり存在するという始祖ブリミルの祈祷書に似たものかな、とルイズは思った KITTを操作する上で必要となる様々な数値をKITTの従来基準であるインチ・フィート表示にするか ハルケギニア公用のサンチ・メイル表示に修正するかについてはKITTとルイズの間でひと悶着あったが 結局、目方はハルケギニアと同じながら名称は地球準拠であるメートル法ということで双方が妥協した KITTの各種表示に用いられている異世界の文字、ルイズはアラビア数字の表記法則を一日で覚えた アルファベットなる未知の文字で記された単語類については、使用頻度の多い順から紙に書いて記憶した 強引に自分を操るルイズの生真面目な一面はKITTにとって意外で、それは魅力ともいえるものだった ルイズはもう一度KITTを急発進させる、後方確認などというものは彼女の思考回路には無かった 「ウィルトン・ナイト氏、私の操縦システムをオートマティックに設計してくれたことに感謝いたします 願わくば私を丁寧に扱うに足る技術と思慮を持った人間に恵まれる『幸運』を装備して欲しかった物です」 「始祖ブリミル・・・・・・こんな理屈っぽくてイヤな奴を私の使い魔として授けたことをお恨みします」 ルイズはこの機械の調教練習を切り上げる事に決め、草地から森の木々の間にKITTを乗り入れた 景色の綺麗な池のほとりを選び、教えられた通りにセレクターをPレンジに入れると、シートを倒した さっきまで腹にしみる轟音を響かせていた水素核融合エンジンはV8のアイドリングに似た音を発する ルイズの知らぬ低く力強い音、なんだか少しロマンチックな気分になったルイズはKITTに囁いた 「・・・・・・ねぇ・・・・・・なんか・・・お話しして・・・あんたの居たっていう異世界のことでもいいわ、聞いたげる」 「私が居た世界についての情報を開示することは、私と貴女、双方に悪影響を及ぼす可能性もあります」 「あ・・・あんたは使い魔のくせにお茶も入れられない、洗濯もできない、せめて話相手くらいしなさいよ!」 KITTは少しの間、「話相手」なる非常に高度な処理能力を要するプログラムに必要な演算をしていた 「それならば・・・私の世界の音楽でもお聞きになりますか?以前に私のパートナーだったマイケルは とても素晴らしい方でしたが、私には不快な雑音にしか聞こえない音楽を嗜好する困った癖がありました しかし貴女と私は趣味が合いそうです、私の世界が誇る至宝、後期バロック音楽をお楽しみ頂きましょう」 KITTの室内全体を振動させる独特のサウンドシステムが、バッハの管弦楽組曲を演奏し始める 聞いたことのない旋律、しかしその楽曲の持つ雰囲気は、ルイズが慣れ親しみ、飽きの来た物だった ルイズはその「まいける」とかいう奴への奇妙な感情を覚え、KITTのコンソールを軽く拳でつつく 「・・・その・・・あんたが不快な雑音とかいう、異世界の音楽とやらを、聞いてやろうじゃないの」 KITTはボイス・インジケーターをひん曲げた口の形にして唸ると、内部のコンポを作動させた そして、マイケルがとても好きだったローリング・ストーンズの初期ヒット曲を大音響でかけ始めた ルイズは最初、その刺激の強い高音と重低音に耳を塞いだが、聞きなれた宮廷音楽では感じられぬ音に 次第に陶酔し、やがてKITTのダッシュボードを平手で叩き、桃色の髪を激しく振り、歌い始めた 学院周辺の野原を走り回る運転教習の時間と、その後の音楽とお喋りの時間はルイズの午後の日課となった ルイズはKITTのメモリーにあるハードロックの中ではジャニス・ジョプリンを最も気に入った メイジとして、ヴァリエール家の娘としての人生を開きつつあるルイズと、それに伴するKITTを ジャニスが命を削り歌った「MOVE OVER」が包む、悲鳴を上げるように、救いを求めるように 自らのコンプレックスに苦しんだジャニスの人生とその最期は話さないほうがいい、KITTは思った 前ページ次ページKNIGHT-ZERO
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2516.html
前ページ次ページKNIGHT-ZERO だけど…大好きだったな…… 伊藤誠 ルイズは苦悩していた 幼い頃を一緒に過ごした旧友であり、敬愛するトリスティン王女であるアンリエッタは婚姻を控えていた ルイズは学院を訪れたアンリエッタから、誓いの場で祝詞を詠み上げる大役を仰せつかってしまったのだ 祝詞の文言は詠み手であるルイズが草案する慣わし、しかし彼女は詩の素養にはあまり恵まれなかった 学院の宝物庫にある始祖ブリミルの祈祷書がルイズに預けられた、中は白紙で何ひとつ文字が書いてない 製本職人によって数多く複製された祈祷書の内のひとつで、婚姻の儀式における小道具に過ぎないらしい しきたりに従ってルイズの指に嵌められた宝石、この水のルビーの指輪の方がよほど価値のあるものだった アンリエッタの結婚は多分に王家の思惑の混じったものだったが、それについては深く考えないようにした 姻戚を結ぶこともまた外交の手段だったこの時代、国家のための結婚はとても名誉あることとされていた ルイズは学院の近隣にある草原で始祖の祈祷書を閉じると、KITTのドア下部にある物入れにしまった 公式資料に多いA4ファイルに合わせ設計したドアポケットは、この祈祷書の為に誂えたかのようだった ひとつため息をついたルイズは目をこすり、KITTのドライヴァーズシートを倒して伸びをする KITTに助言を頼んでみたが、「その神に帰依していない私には関与できません」と、釣れない返事 傾けたKITTのドライヴァーズシートに寝転がりながらドアポケットから出した祈祷書をもう一度開く 白紙でも眺めていれば何か思いつくんじゃないか、と思い、青いルビーの指輪が輝く左手でページを繰る ルイズが開いた瞬間に何か文字が浮かび、アンリエッタから贈られた指輪の青い石が光ったように見えた きっと目が疲れているんだろう、と思ったルイズは、祈祷書を閉じて再びドアポケットに放り込むと ルイズにとってのお気に入りの時間である、静かな草原でのKITTとの昼寝を楽しむことにした KITTはルイズが祈祷書を開いた時の奇妙なエネルギー反応について彼女に報告しようと思ったが シートに頬をすりよせながら眠るルイズの幸せそうな寝顔を見ている内に、その案は却下された ルイズとシエスタ、KITTを巡っての二人の女の意地をかけた鞘当てと諍いは未だに続いていた かつてKITTがシエスタと密会?していた夜の時間を、KITTを部屋に持ち込んで一緒に寝る事で 独占していた思っていたルイズは、自分が授業を受けている昼間にKITTとシエスタが会ってる事実を 学院の昼休みに食堂で給仕をするシエスタ自身の口から聞いた時、怒りの余り「かはっ」と息を吐いた 「KITTさん、わたしのひい爺さまと同じ世界から来たんですって、それでわたしの午前の休み時間に わざわざわたしの所まで会いにきてくれたんです、わたしにKITTさんの故郷の愛の歌を聞かせたいと」 シエスタのその言葉にもだいぶ誇張があった、彼女もまた背中にKITTへの独占欲の炎を燃やしていた KITTは内部のメモリーに数曲入っていた日本の歌について、シエスタに幾つかの質問をしたいと思い 日本語など判る訳ないのにそのリズムを何度も聞きたがる彼女の求めに応じて日参していただけだった ただ、雨の中でシエスタと聞いた「天城越え」を自分のメモリーから消す事は決して無いだろうと思った マルトー親父の計らいでメイドの仕事を午後に集中させる予定を組んだシエスタは、ルイズの授業時間と 重なるくらいの午前休みを貰っていて、その時間にしばしばKITTとのドライブを楽しんでるらしい ルイズは自室に帰ると、激情に駆られて金切り声を上げながらKITTのドアをガンガン蹴りまくった 「ルイズ、おやめなさい、私にこんな真似をしてもあなたの名誉と靴裏を無駄に減らすだけです」 慇懃な物言いに余計腹がたったルイズは、攻撃を蹴りから拳に切り替えてKITTのボンネットを ゴンゴンと叩いていたが、手の痛みに何だか悲しくっなたルイズはKITTの前で泣き出してしまった 「KITTはなんでわたし以外の女にプレゼントあげるの?なんでわたし以外の女に優しくするの? あんたはわたしの使い魔でしょ?わたしだけ見るの!わたしだけを乗せるの!嫌い・・・だいっきらい!」 KITTはただ泣くだけのルイズを前に成す術なく困り果てた、かつてのパートナーであったマイケルに 心の中で助けを求めた、女性の誘惑に弱いマイケルが得意げに語ったアメリカ人らしい単純な口説き方 女の機嫌を直すのは、プレゼントともう一つ、後者に関してはKITTの体では不可能な事だったので KITTは前者の方法を選んだ、ケンカに効く薬、とても単純で、そして投与のさじ加減の難しい物 「ルイズ、あなたにこの装備を教えるのはもう少し先と思っていましたが、少し予定を早める事にします」 KITTはコントロールパネルの右下にある、組成分析装置を兼ねた引き出し状のボックスを開けた 中には兵隊が腰に巻き、銃や剣を吊る革ベルトをうんと小さくしたような物が入っていた、黒く柔らかい 「ルイズ、あなたにこれをあげます、そろそろあなたはこれを使うようになってもいい頃でしょう」 黒い合成樹脂のリストバンド、ナイト財団の研究所がカシオ社との協力で開発したKITTの付属装備 初期Gショックに似た外観、マイケルとの活動中に欠点だった筐体強度と通信距離を大幅に改良されていた 「これは・・・・・・腕輪?・・・なんか柔らかいのに硬い・・・ヘンなの・・・時計?・・・腕輪に時計がついてるわ」 懐中時計の存在するこの世界では、回転盤で時刻を表す機械式のデジタル表示時計も既に作られていた それは時計職人の腕を誇示する見世物だったが、ルイズは幼い時に訪れた王都でそれを見た事があった 「時計は機能の一部、それはコミュニケーター・リンクです、離れていても私と相互の通信が出来ます」 今度はシエスタがそれを部屋の戸口からこっそり見ていた、無遠慮にルイズの部屋に駆け込んでくる 「あーっ!ミス・ヴァリエールずるいです!、KITTさん!わたし以外の女にプレゼントなんてひどい! あの素敵な夜に、私がマイケルと同じ魂を感じるのはあなただけ、って言ってくれたじゃないですか!」 早速そのコミュニケーター・リンクを手首に巻いたルイズは、シエスタに一歩も引かず薄い胸を突き出す 「何よ!KITTはわたしの使い魔よ!夜は一緒に寝てるの!色々してんのよ!心だって通じてるの!」 「わ・・・わたしだって!・・・・・・その・・・怒んないでくださいよ・・・・・・舌、入れました・・・排気管に・・・」 ルイズは赤面した、今すぐ同じことをKITTにしてやりたかったが、それだと負けを認めたようになる シエスタも赤面した、私はいやらしい女かも、でも"敵"はもっといやらしいことをしてるかもしれない それぞれがお互いに向けていた敵意を、くわばらくわばらとばかりに沈黙していたKITTに向けた 「KITT!」「KITTさん!」 二人は声を合わせて詰め寄った 「「ハッキリして!」」 「え・・・・・・それは……ルイズとは契約を交わし・・・シエスタさんには優しくしてもらい・・・その・・・私は・・・」 赤く光るフロント・インジケーターは、人工知能の優柔不断な心を表すかのように左右に揺れていた 前ページ次ページKNIGHT-ZERO
https://w.atwiki.jp/muzero/pages/22.html
無課金ZERO メンバー紹介所 ※主にチャットに顔を出すメンバーです。 更新準備中のためやたらと行が多いですが、あしからず^^; メンバー名 二つ名 イメージユニット 概要 Black マスタ様 フレイア 普段多くはチャットに顔を出さないが静かに見守るボス。 最終決定やギルメンへのメールなど仕事もきっちりこなすマスター。 北村市香(様) トレジャーハンター ミスト トレジャーハンターとは、大戦のみならずあらゆる場において宝物を掘り当てる最強の運を持つメンバーのことである。 また、フェイトドラゴン戦を一次職ユニットで突破した強者でもある。 サハル(副マスター) 相談役 ヘイムダル 困ったり、悩み事があると真っ先に反応してくれる!相談のってくれる!優しい!やさしい!しかも!優しい!でも暑さと寝落ちに弱いの・・・ゆるして・・・★ ↑某氏が評してくれたコメントだったので、訂正できないまま1年以上経ち、ついにはゲームのサービス終了が決定してしまった^^; サービス終了決定に伴い、いろんなゲームを食い散らかし中。「さはるのげーむたんぼうき」にてぐだぐだとレポート(になってない呟き)してます。 マルキ(副マスター) 太っ腹(外道) フレイ 頼りになる戦士。絶対に敵にはまわしたくない。ふらっとチャットに現れてはストーリーの攻略法を投下してくれる神。 「外道」という呼び名は、保有するスピアマスターの極端な攻撃特化(条件次第だがボス相手にも500超のダメージを叩き出すという)性能が所以であり、別に性格が悪いわけではない。 ganta 智天使→智神 アル 穏やかな語り口を見せつつ砦戦ではしっかりと活躍し、導くgantaさん天使説が浮上している。 本wikiにおいてはストーリー攻略班としてPL8、9対策の項を執筆。その姿は天使を超えてもはや神(二柱目)。 suigetsu 瞬神 フロージ 超スピードでPL8に達し、今また全プレイヤーの中でも早い段階でPL9に達した育成のプロ。研究熱心であり、育成のみならずアイテムの性能、価格等にまで詳しい。 ギルチャで質問等があるとふいに現れて、適切なアドバイスをしてくれる。 筋肉 エイリーク抱き枕 推奨委員会会長 シグムンド 近接武器を愛し、ヴァルクロがもっと近接に優しくなるよう呼びかけている。 不可解な事態に直面すると、韻を踏んだ長文でパニック度合いを伝えてくれるので見ていると楽しい。 筋肉や近接キャラへの愛を語る割に、最強テュールくんを所持していたりする。燕返し・燕落としって怖いですよ筋肉様。 優理 遊撃班長 フギン 多くは語らないが、砦戦ではしっかりとチャットに参加し拠点占拠に出向いてくれる。ありがたや・・・ 黒猫(くろな) 癒し系 ロスヴァイテ 時折チャットに顔を出し、ほんわかとした顔文字を駆使して場を和ませてくれる。お疲れ茶ん♪ (*´ω`)っ旦☆ イリス☆ 元気印 シュベルトラウテ 朗らかな語り口でチャットに出てきてくれる。大戦や攻砦戦で遊撃隊を募るときにもいち早く名乗りでてくれるありがたい存在。 その豪腕でもって猛スピードでPL9に到達。君こそエースだ! チンアナゴ 若者 イズーナ サービス終了が決まっても、モチベ落とさずに爆走してくれている。あっという間に15章踏破!すごいぞ! のみならず、他のゲームにも付き合ってくれるw 毎度お世話になりますm(_ _)m ??? ムカキンマン 自ら名乗ることは決してなく、静かに、だがしっかりと活躍し、誰にも正体を知られることなく去っていく、このギルド内のヒーロー。 何人ものムカキンマンが今日も戦っている! ありがとう、ムカキンマン! 卒業 メンバー名 二つ名 イメージユニット 概要 りょーど やんちゃ テュール 十分な才能を持ちながらも、時折楽天性を発揮して思わぬ落とし穴にはまる。それでも即リカバーできる力と強運を持つ。(ヘルムヴィーゲと結婚させてください)そしてゴールドチケットへの欲望は誰よりも熱い。熱さのあまりに強さを追い求め、無課金を卒業。うん、頑張れ。 時々里帰りするようなので、その際は座してダジャレを聞くべし。 引退 メンバー名 二つ名 イメージユニット 概要 まささ モンスター博士 ブリュンヒルデ モンスターについては右に出る者はおらず、モンスターだけの王国でも創る勢い。もう博士ってか教授。本wikiのモンスターに関する項は全て彼の手によるもの。 無期限休止という名の引退状態に・・・。今までありがとうございました。 幹 インディ・ジョーンズ ベイラ トレジャーハンターに優るとも劣らない活躍っぷりに、いつしか伝説の冒険者の名がついた。実はかなりの速さでPL7、そしてPL8に達した戦闘上手でもある。 一時的に引退ということです。いつか帰ってきてくれたらいいなあ・・・。 Attenborough 提督 シャールヴィ 『銀河英雄伝説』のアッテンボローと同じ名前なので、提督。(ご存じない方、すみません・・・) 週末に20kmも走ってしまうなど、長距離走を趣味とする爽やか系らしい。11月14日をもって引退されました。 ※筆者たち(約2名)の独断と偏見ですのでおきになさらず・・・まだまだ更新中~・・・
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/434.html
毘沙門ZERO 最終話「暗く輝く」 ―8月…日本・沖縄― 一人のアメリカ軍人(アメリカンミリタリー)が沖縄の夜の街を闊歩する。 "悠々"と"堂々"と"猛々"しい遊歩である。 彼の名前は『オーガスト・オハーリー』三十路半ば。 アメリカ海軍の特殊部隊『NavySEALs』所属の隊員だ。 現在(今)は沖縄米軍基地で働いている。 彼は酒場(パブ)でマムシ酒飲んだ後でホロ酔い加減であった。 そして、彼は思う。 (HAAA…戦争(ウォー)が始まらねェかな。) (クソきつい訓練に耐え命をかけてるのに、それに見合わないマネーを貰い続けるのは不満だ) (中東でのテロ掃討作戦(ワーク)は最高(グレート)だった。) (戦場はまさに地獄(ヘル)!それがたまらん。) それは危険(デンジャー)な思想である。 彼は海兵隊にて戦闘訓練(教育)という名の燻製を受け「戦争職人」となっていたのだ。 現在(今)がある程度平和が続くため、彼はワクワク感に枯渇していたのだ。 そう彼は日常に退屈していたのだ。 退屈しのぎに夜の街を徘徊していた時だった…冷たい声が聞こえた。 「そこの異人さん。」 幼い声だった、ふと足を止める… 「血の匂いがしますね。」 少女だった…おそらくは10代…盲目か瞳孔の光はない。 しかしである 薄緑の綺麗な髪をした可憐な少女だった。 『歳に似つかわしくない艶っぽさ』があった。 「HYUUU…♪なんだいお嬢さん(リトルガール)?子供(キッズ)は寝る時間だぜ。」 オハーリーはクールにそう述べるも少し戸惑いがあった。 しかしこの女…突然何を言うんだと…何を感じたのだと。 “血の匂い”だと? 俺がアメリカ軍人だからか…? そのような疑問が頭の中で交差している中だった。 少女は冷たく続ける。 「あなたは戦争が好きそうな顔をしていますね。」 そう述べたのだ。オハーリーは笑いながら返答する。 フランクに答えるも少し動揺していた。心の内を覗かれているようだった。 「HAHAHA!!目が見えないのにわかるのかい?」 少女も述べる。 「わかるもの。あなたは戦争屋。」 「 オ ハ ー リ ー さ ん … 」 見ず知らずの少女が自分の名前を言ったのだ。 驚愕…それは驚愕であった。何者なんだ…この娘は。 「何故俺の名を…?!」 「カ″カ″カ″…色″々″と″調″べ″て″い″く″と″君″は″優″秀″な″軍″人″だ″そ″う″じ″ゃ″な″い″か″」 …!!!!!????? 老人!いつの間にか老人が背後に立っていたのだ!! 黒い着物(ジャパニーズの民族衣装)を着ていた老人が佇んでいたのだ。 老人は静かに述べる。 「君が発表した‟効率的な新兵育成のカリキュラムについての考察” 及び‟現代戦争における傭兵会社の活用について”など書いた論文やレポートを読ませてもらったよ。」 「なかなか独創的な研究発表であった。それに君個人のブログやSNSも拝見したよ。」 「君のような人材が欲しかったのだ。博識でイカれた軍人(軍事専門家)を。」 老人は自分が国防大学時代に発表した論文やレポートのことを知っていた。 発表した論文やレポートはアメリカ軍の在り方に対する批判めいたものとなっていたり、 軍事作戦を民間会社と協力しながらテロ等掃討作戦を行うことを薦めるものであったので、面子を気にする当時の担当教官・専門家から酷評された。 個人のブログやSNSでは偽名あるいはハンドルネームを用いて、かなり過激な戦争行為を推進する内容になっている。 即座にオハーリーは老人に尋ねる。 「ユーは何者だ…?」 「ワシの名前は『大神右兵衛』…‟真に地球の未来を想う”男だ。」 怪奇な老人はそう自己紹介する。 オハーリーはまたも問う。 「真に地球の未来を想う…ダッテ?」 「左様。この沖縄(うちなー)の海を見るまでもなく、美しき大自然を誇る青き星地球。 それが見ろ大国の愚かな指導者達や愚民どものせいで汚れ、腐り落ちようとしている。 色欲に走り、飽食に溺れ、老いも若きも己のことしか考えておらぬ。 強者はより栄え…弱者は強者に踏みにじられる理不尽な浮世… これ意味すること、地球は何れ愚かな人類のせいで滅ぼされようとしておるぞ。」 そして老人(大神)は続いて天を指さしながらこう叫ぶ。 「今″こ″そ″大″掃″除″す″る″べ″き″な″の″で″あ″る″!!」 老人の演説にオハーリーは戸惑いながらもこう返した。 「俺は環境活動家でもなければ平和主義者(パシフィスタ)じゃないゼ?」 オオガミと名乗る老人はこう答える。 「それはわかっておる。君には愚者愚衆の掃除をする手伝いをしてもらいたいだけだ。 理性や智慧のあるものだけが生き残ればよい。それまでの大掃除じゃて。」 側にいた盲目の少女も静かに冷たく誘う。 「あなたのような人に協力してもらいたいの。」 少女は続ける。 「それに…」 「毎日の変わらない日常に飽き飽きしてたんでしょ…?」 「戦争…起こしたくない?」 少女の冷たく甘美で高級なジェラートのような嫌みのない言葉を贈る。 オハーリーはその言葉を食し… そして、体に電撃が走った。 『なんだ…この高揚感は…』 『今までにない興奮は!』 『この老人と少女何者かは知らぬが魅了される魔の瞳と声色だ…』 そう、この勧誘(スカウト)を受け…! 「誰かは知らねーが理解した(アンダスタン)。話だけでも聞いてやるよ。その夢物語(ネバーエンディングストーリー)!!」 オハーリーは、怪しげな何者ともしれない東洋人と冷たい女吸血鬼(カーミラ)のような少女の言葉に乗った! 怪奇な老人(大神右兵衛)は答える。 「その夢物語(ネバーエンディングストーリー)は‟時間はかかる”がいいか?」 「 O K ! ! ! 」 オーガスト・オハーリー、今宵のような静かな夜の8月(オーガスト)は 不思議と‟幸運”を呼び込む。 「カ″カ″カ″!よ″ろ″し″い″こ″れ″か″ら″始″ま″る″ぞ″よ″世″界″の″大″掃″除″が″…!」 「ええ…」 老人と少女はそれぞれ漆黒の微笑みを浮かべる。 夜空には白鳥座・琴座・鷲座が光り輝き『夏の大三角』を映し出していた。 そこには『時間がかかっても成し遂げなければならない』 ‟悪意”‟欲望”‟野心”が包み込んでいた。 ―同刻…アムステラ神聖帝国の某研究所内― 「ひ、ひでぇ…お、お払い箱かよ…」 男の制服が深紅に染まる。命の輝きが消えようとしている。 側には一人の清楚な男が立っていた。 しかし、清楚であるものの拳は赤く染まっている。 「『寄生卵計画』はこれからだって時に…」 職員の側には仲間であろう研究者達の躯が無数あった。 『寄生卵計画』が始まって約2年と9ヶ月、犠牲者は多いものの成果は出ていた。 未開の惑星に送り込まれた『いくつかの寄生卵達』は現地に潜伏し環境・文化に溶け込んでいた。 その星で得た環境・資源・文化政治状況など随時本星アムステラに情報を送り続けていた。 得られた情報を基に軍部上層部は、その惑星へと侵略し次々に属星へとしていったのである。 無論…全てが成功したとは限らない。 ある者は現地人・肉食獣に殺され、ある者は過酷な環境下に耐えられず死ぬ者もいた。 『運』の要素が大きく、リスクの高い作戦だった。 この作戦は倫理・人道から著しく外れるものであった。 しかし、彼・彼女らの活躍による未開拓の地から得られる資源・技術・文化は アムステラの養分になる(発展)をもたらしていったのだ。 そう…彼・彼女らはアムステラ発展の為に他惑星に贈られ資源を吸い尽くす‟吸血種”である。 そして上手く適応した‟種”は戦乱の火種として暗躍し‟戦争を孵化”させる。 「すまんな…」 清楚な男…セイザンは職員の男に語りかけた。 セイザンは続ける。 「テッシン達(一部上層部)にこの作戦に気づかれ始めてな… 『知らなくてよいもの』を世に出されては不味い…‟闇”は‟闇の中で処理”しなければならん。」 「ちく…しょう。 あ、あんたら散々俺らを利…用…しやがって…あんた…碌な死に方しね…ェぜ…」 職員の男はそう呪いの言葉を出してこと切れた。 セイザンは目を細めながら、闇に紛れていた部下を呼ぶ。 「よし…火をつけろ…ここにある資料は全て燃やす。」 「子供達はどうしますか…?」 暫し静寂の時が流れる。数年前に引き取った幼子のことを思い出したからだ。 何も知らないであろう子供達を己(大人)の都合により命を絶たなければならなかった。 ‟あの子”と‟この子達”は何故こうも運命が違ってくるのだ…同じ子供だというのに。 しかし…迷っている暇はなかった。 セイザンの瞳は冷たく輝きながら部下の質問に答える。 「仕方がなかろう…殺れ。ただし苦痛なくな。」 「御意…」 ……赤い炎が建物を包み込む。 その火は決して人に安らぎをもたらすものではない。 冷たく後ろめたい漆黒の炎である。 炎に包まれる小さな建物を目にしながらセイザンはふと思い出す。 あの『アトラ』という盲目の少女…無事であろうかと。 そうアトラは無事に‟青い星”に到着したはずなのだが、一度として連絡をしてこなかった。 『生か(連絡しないのか…)』『死か(連絡出来ないのか…)』否…今は深く考えても仕方あるまい。 何故…あの少女のことが気になるのだろう。 …………。 そうだ…初めて会った時だ。 彼女は盲目であったが、その瞳の奥には‟人”に対する‟絶望”があった。‟哀しみ”があった。 大きな力に屈せねばならない‟理不尽さを憎んだ瞳”があった。 私は正しいことをしているのか? 国の発展の為ならば他者を利用、踏みにじってしまわなければならないのか? …………。 セイザンはそれ以上考えるのを辞めた。 今更、そのようなことを考えるのは愚の骨頂であったからだ。 (犯した過ちは消せぬ…『碌な死に方』は出来んだろう) (それも覚悟の上だ) (十字架を抱えたまま私は生きよう。) (それが国に生きる者達の為ならば…) XXXXXXXXXX級・ファイリングリスト ネーム:『寄生卵計画』 特定秘密記録:レベルAに指定 ―アムステラ神聖帝国の貴族邸― 豪華な装飾で彩られた客間にて‟若い女将校”と‟カイゼル髭の男”二人だけの茶会を開いていた。 カイゼル髭の男はお茶を一口入れ、暫し間を置いた後に述べた。 「やっとこさ集められましたよ『寄生卵計画の資料』。セイザンとは数年来の付き合いがあり 私も元々‟裏毘沙門(あっち)”の人間だったが、この計画のことは知りませんでしたよ。ええ…」 「ふふっ…‟裏”の藤宮流の古参である貴方でも知らなかったのですか。」 女将校は静かに語る。年齢は20代後半であろうか。 美しく凛とした顔立ちである。 「またまた~… 私は‟裏毘沙門(あっち)”の人間ですが‟生粋の軍人”じゃありませんよ。」 「軍人じゃないからこそ調べてもらったのです。‟ピエトロ”殿。」 女将校の言葉にピエトロと呼ばれた男は、カイゼル髭を撫でながらこういった。 「ふぅ…なるほどね。取り込むのならばリスクが少なそうな身内からですか。 ですが諜報学は学問上、講義の中で教えたことがあるが、まさか自分が実践するとは思いませんでしたよ。 それも‟自分の身内”に対して行うなんてね。」 続いてピエトロはため息交じりに語る。 「はぁ…にしても…辺境の惑星にある元研究員の別荘を探すのは大変でしたよ。 こいつがもうボロボロの廃墟でね。まぁ元々の持ち主が10数年前に死んでるからしょうがないがね。 屋敷の中は、もう気持ちの悪い虫はいるわ、埃まみれだわ…いやはや思い出したくない。 セイザン達もまさか資料が残されていたなんて知る由もなかったでしょう。」 女将校は凛として答える。 「‟研究者として真面目”だったんですよ彼らは。 研究者たるもの‟苦労して作ったものは残しておきたい”ものですからね。 しかし…よくぞ見つけた資料ですが、これだけでは‟オスカー将軍”や‟ゾープ・バロネス”。」 「そして‟セイザン”達を断罪するには証拠が不十分ですがね。」 「そうでしょうな…あの研究施設は‟アムステラ領内の孤児達”‟身寄りのない異星人の子供”を 教育、職業訓練を受けさせ社会復帰を目的に建てられた福祉施設なのですから。」 女将校は続ける。 「この計画が行われていた福祉施設…いえ研究所も‟火の不始末”ということで 建物は全焼し、職員子供は全員死亡。『証拠はあっても証人はいない』という状況です。」 ピエトロも続ける。 「軍上層部相手ですから、知らぬ存ぜぬで通されて揉み消されるでしょうな。相当に闇が深い案件ですぞ。 セイザンとは昔同じ釜の飯を食った‟あっち”の人間だったから言うわけじゃないが…」 そう言ってゴクリとお茶を飲みほした後、ピエトロは真剣な表情で語る。 「今更こんなこと調べさせてどうしたいんだアンタは…?あのテッシン様とて数年前に調査を辞めた案件なんだぞ。」 女将校は静かに…そして眼には‟暗く輝く信念の炎”を宿らせこう語る。 「この計画を発案したセイザンを断罪し…裏毘沙門隊を解体させる為です。」 ―毘沙門ZERO・完―